砂人の「目指せヒラメゴールド」

　２週に渡り夕マズメの釣行、本日は朝マズメの出撃。久々の早起きは辛過ぎる・・・。

　というのも、午後からは雨・風が強まる予想があったこと、前々回ソゲのみで
終わったサーフの「朝はどうなのか？」の検証もあったこと、さらに潮周りで
潮位が高いこと等々で朝釣りとした。

　天気はともかく、潮周りは若潮、朝満潮の高潮位のまま、ほぼ午前中続くとの
ことで、前々回訪れたサーフの浅いプール状のポイントを攻めたいと考えた。
夜間ブレイクを越えたヤツは、きっと高潮位のプールに入って獲物を待っているはずだ。

　ＡＭ4：45、サーフに立つ。ほぼ無風で波あり。理想の状況だ。
暗い状況でアピール重視、タイド175赤金でスタートする。
が、ボトムノック、どうも浅い…。
リップの立っている175から、140フライヤーに変えるも、結果同じ…。？？？
試しにプールにウェーディングして見る。
「！」

　３日ほど前、波高3ｍの時化があった。これでどうも大きく砂が動き、すっかり
埋もれてしまったようだ。30ｍほど沖のブレイクまで進んでみるも、浅すぎる。
まあ、サーフではよくあることだが、ここまで浅く、しかもフラットだと、ヤツの着き場
がない。
　早々に判断、前回57ｃｍ（キャッチ時）のサーフに大きく移動することとした。

　ＡＭ6：30、先週同様水は濁っており、波気もない。状況は悪いが潮流はややある。
ここも時化の影響で、ボトムマテリアルに変化がある。
すっかり明るいこともあり、120烈波、ナチュラルカラーを中心にローテするも、
一向に反応なし。
　ＡＭ9：00、向かい風に変わったこともあり、朝の部は終了。一休みして状況次第で
夕方も攻めてみることとする。


　ＰＭ3：00、朝と同じポイントに立つ。潮位は下げた感がある。依然濁りはあるものの、
先週ほどではない。

　

　波打際はボトム変化が見られるものの、海底の地形はそれほど変わっていない。
左から続くサンドバーの切れ目の裾部分に集中投下する。

　烈波120をカラーローテしながら、反応を見るも応答なし。夕マズメに掛かっていることも
あり、アピールカラー中心とする。

　ひとりアングラーが現れ、砂人の右に入る。このポイントでは珍しい…。

　
　△やはりピンク系は強い

　ここで、ハイアピールの烈波120ピンクイワシに変えてみる。しかもこれはレッドベリーで、
強烈なアピール力があり、信頼できる。

　２投目、上手くキャストが決まり、60ｍ地点に着水。そう、先週とほぼ同じ60ｍ地点…。

　10ｍも巻いただろうか、（というのも、例の色分けパワープロは自分のミスでバックラ、休機）
突然リーリング強制停止、即フッキングし、ロッドを立てるもバットまで入る強烈な引き…。
先週のヤツより遥かにパワーがある。

　立てたロッドが沖にのされる…。ロッドが立たない…。

　突然「フッ」と軽くなり、ティップが天を向く…。

　！

　いや、ヤツとはまだ繋がっていた。強烈な引きがまた戻る…。
　あの「ヒレ」が波打つ感触がティップに伝わる。

　！！！

　なんと、ヤツは1ｍ弱ジャンプしやがった。真っ黒の「表面」がはっきり見えた。
　推定70ｃｍ

　・・・。

　なんと、ヤツはジャンプしてフックを外してしまった…。
　なんてことだ…。ｏｒｚ

　あまりの出来事に、その場にしゃがみこんでしまった…。

　このサイズがジャンプし、しかもフック外し。恐るべし……。

　隣に入釣したのは知人であったことが後で判明、その知人もヤツを確認とのこと。

　
　このサーフ、なぜかいつも１枚しか釣れないポイント。しっかりフッキングしたヤツは
相当反応しなくなってしまうだろう。にもかかわらず、周囲を攻めるもやはり駄目。
PM5：00早目に終了とした。

　過去にジャンプするヒラメは目撃したことがあり、その行動は知っていたが、
針外しのためにジャンプをするとは思いもしなかった。
滅多にない座布団サイズはキャッチしたかったが、貴重な経験をしたと帰りの車中で
ずっと考えていた…。



　
　

　

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